【第二回】価値観の違い:豊かさと幸せの本質を考える
前回のブログでは、カンボジアでの経験を通じて「価値観の変化」についてお話ししました。今回はその続きとして、日本の豊かさとカンボジアの生活を比較しながら、「価値とは何か」をさらに掘り下げていきます。
日本では、物質的な豊かさが「価値」として語られることが多いです。
例えば、高品質な商品を安く手に入れること。便利なサービスを利用すること。これらは確かに価値のあることです。
しかし、カンボジアでの生活を目の当たりにしたとき、私はその価値観が揺らぎました。
電気も水道もない生活。病気になればすぐに命の危険が迫る環境。情報にアクセスする手段も乏しい。そんな状況にもかかわらず、彼らの生活には笑顔があり、家族や村の人々とのつながりがありました。
彼らの生活を見ていると、「価値とは何か」を改めて考えさせられます。
物質的な豊かさがなくても、心の豊かさや人とのつながりがある生活。それは日本の価値観では測れないものです。
私たちが「価値」として求めるものは、その人次第です。
物質的な豊かさを求める人もいれば、心の豊かさや人とのつながりを重視する人もいる。
カンボジアで感じたのは、「価値観は決めつけられるものではない」ということ。
その人が何に価値を見出すかは、その人自身が決めることなのです。
動物たちとの生活も同じです。
高価な治療や最新の技術を選ぶことが価値だと感じる人もいれば、穏やかで充実した時間を過ごすことに価値を見出す人もいる。
どちらが正しいということはありません。
大切なのは、自分自身が何に価値を感じるかを見つけること。そして、その価値を大切にすることです。
私たち獣医師は、飼い主さんがその価値を見つけられるようにサポートしたいと思っています。
物質的な豊かさだけではない、心の豊かさや時間の価値を感じられるように。
どうぞ、自分自身の価値観を大切にしてください。
そして、その価値観をもとに、動物たちとの時間を豊かに過ごしてください。
前回文はこちら→https://animalhospital.co.jp/news/3572/