犬の運動=散歩?
みなさん、こんにちは!ドッグトレーナーの榎森です。
今回は、犬の運動について考えてみたいと思います。
「犬を飼ったら、散歩が必要」
この言葉、犬を飼っている方、飼おうとしている方であれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
アニクス・ドックトレーニングサービスでは、
“犬にとっての運動とは、
① 狩猟行動が入っている
② 犬が頭を使い考えている
③ 飼い主と一緒に取り組んでいる
の要素が入った動きのことである”
とお伝えしています。
こう考えるといつもの散歩はどうでしょうか?
愛犬の思うがままに足を進め、匂いを嗅ぎ終わるのを待ち、トイレするのを見ているだけの行為になっていませんか?
「散歩」そのものは、犬にとって非常に重要で、人間が「新聞を読む」ことに似ています。
自分の周囲にどんな状況なのかを知ることは彼らにとって大切なことです。
ただそのような散歩は彼らの「運動」としては、不充分かもしれません。
たとえ自転車で並走しながら、30分がむしゃらに走っても、頭を使わなければ同じことです。
アニクスのしつけカリキュラムでは、以上のことから「お散歩練習」とは言わず、
「ウォーキング (歩く) エクササイズ (運動) 」
と言っています。
教え方によりますが、「オスワリ」や「フセ」を練習したり、飼い主と「ロープを引っ張り合う」ことも犬にとって、充実した運動になります。
ズバリ
皆さんが思っているほど、犬は散歩しなくて大丈夫です。
「運動」が大切です。
ドッグトレーナー 榎森