トレーニング教訓/犬の耳
みなさん、こんにちは!ドッグトレーナーの榎森です。
もう10年以上も前のことです。私はカナダでドッグトレーニングを学んでいました。
学校の課題として『ディスタンスコマンド』という課目がありました。その名の通り、離れたところで指示を出すというものです。
私がトレーニングしていた犬はどうしてもこれが上手くいかず、
『もしやはっきり聞こえていないのではないか・・・?』
と思った私は、近所の公園で10メートルほど離れた所から大声で指示を出していました。しかしその犬はちっとも私の声に反応してはくれません。
その後下宿先で、プロのトレーナー(師匠)は私にこう言いました。
「なんて大声だしてるの。ここまで聞こえてきたわよ。彼らは人間の何倍も耳がいいんだから、聞こえていないわけないじゃない。」
確かに…( ̄□ ̄;)
彼女はさらにこう教えてくれました。
「もし彼らがその声に反応してくれないのであれば、単純にその言葉を理解していないからだよ。声に必要なのは “大きさ” ではなく “信頼と自信” だよ。」
その言葉は今でも大切な教訓として活きています。
「この子言うこと聞かなくて・・・」
という方。きっと声は届いています。
声の「信頼と自信」をどうすれば愛犬との間に築けるのか。アニクストレーニングサービスまで一度お越しください。
ドッグトレーナー 榎森
カナダにて師匠と
【 ↓ 参考ビデオ ↓ 】
(ビデオ内で私はささやくようにしか声を出していません。犬の耳ってすごいですね♪)